投資人材育成プログラム

金融機関の投資運営体制強化に資するような投資人材の育成や、投資に携わる職員みなさまのネットワーキングを目指す「NVIC Value Investing Academy」についてご紹介します。

金融機関を取り巻く環境の変化と課題

低成長の続く日本の経済環境下、いかにして貸出業務を補完する新たな収益基盤を確保するかが金融機関共通の課題となっている中、含み益醸成に資する株式投資のための運営体制を構築したいというご要望を多数いただきます。

「1990年代前半以降、貸出金利息による収入は低下傾向」をあらわす図

NVIC Value Investing Academyとは

2007年より一貫したValue Investing(バリュー投資)の実践を通じて蓄積した産業・企業分析に関する知見をもとに、単なる知識習得にとどまらないバリューインベスティング実体験プログラム「NVIC Value Investing Academy」を用意しました。銀行員にとって親和性の高い含み益醸成に向けた長期厳選投資の哲学を伝授します。

Value Investing(バリュー投資)とは

バリュー投資は単に「安いバリュエーション」を狙うのではなく、「本源的な企業価値」を評価する手法で、長期厳選投資のコンセプトとも言えます。具体的には、産業分析や競合分析を通じて、企業の持続的なキャッシュフローの創出能力を評価します。

本源的な価値を有する企業は、短期的には株価の上下はありますが、長期的には増大する企業価値に株価が追随します。バリュー投資はそのような企業への投資を目指すものです。この投資手法は、株式投資の市場部門はもとより、企業融資のアプローチと共通する部分が多くあるため、金融機関として行う株式投資として取り入れやすいものと考えられます。さらに、地方金融機関の事業性評価的アプローチとも合致しています。

企業価値と時間の関係を表した図。短期的には株価の上下あるが、長期的には増大する企業価値に株価が追随します。短期的には株価の上下あるが、長期的には逓減する企業価値に株価が追随します。

プログラムの特徴

理論:アカデミックな理論と投資の経験知を融合した講義

コロンビア大学をメッカとするValue Investing理論をベースに、特に長期投資に際し重要性の高い参入障壁の考え方も含め、15年以上の長期投資実務で培った知見と豊富な投資事例をまじえて投資チームのメンバーがわかりやすく解説します。

実践:Value InvestingのPDCAプロセスを体験

企業との対話(エンゲージメント)や、DCF法にもとづく企業価値評価を遂行する能力を身につけられるよう、グループワークなど双方向のスタイルでの企業価値評価ケーススタディ等を経て、実際のIR面談や工場見学を実施。長期投資の一連のPDCAのプロセスを体験していただきます。

サポート:投資体制の構築・強化に向けたアフターサービス

日常の投資実務でお困りの際に、ディスカッションパートナーサービス(※)や、実務面ですぐに活用できる汎用的な分析ツールのご紹介、組織をまたぐ継続的なネットワーキングの機会のご提供等を通じて、投資体制の構築・強化をサポートします。※ご投資の状況に応じてサービス内容は個別にご相談いたします。

プログラムの構造

プログラムの構造を説明する図

研修プログラムの日程例

研修プログラムの日程例の写真

受講者の声

このプログラムは今後の銀行経営のために必要不可欠なものだと思う(A地方金融機関株式投資ご担当者様)

同僚、とりわけ企業融資やPEを担当している者に勧めたいと感じた。 債券担当者にも勧めたい。元金融庁長官の方とディスカッションできるとは思わなかったです(B地方金融機関株式投資ご担当者様)

職場に戻った時に活用ができる資料や内容が多く、 取り組みを進めるモチベーションになる(C地方金融機関株式投資ご担当者様)

料金

本研修プログラム料金については別途ご案内差し上げますので、まずはお問い合わせください。

お申し込みについて

当プログラムにご興味があるお客様は、以下よりお問い合わせください。担当より折り返しご連絡いたします。

友野 03-3580-2071 h-tomono@nvic.co.jp
渡部 03-3580-2076 s-watanabe@nvic.co.jp